GitHubは9月17日、Copilot CLIのUsage Metrics APIに、CLIのカスタマイズ機能に関する指標を追加した。GitHub Changelogでの区分は「Improvement」。対象となるのは、skills、custom agents、Model Context Protocol(MCP)servers、slash commands、pluginsの5種類だ。

上位5件と利用種類数を確認

今回追加された指標では、各カテゴリについて利用の多い項目を最大5件まで示す配列と、利用された異なる項目の数を示すフィールドが提供される。配列のフィールド名は、totals_by_skilltotals_by_custom_agenttotals_by_mcptotals_by_slash_cmdtotals_by_pluginだ。

異なる項目数は、distinct_skill_use_countdistinct_custom_agent_use_countdistinct_mcp_use_countdistinct_slash_cmd_use_countdistinct_plugin_use_countで確認できる。上位5件に入らなかった項目も、種類数には含まれる。

利用数を示すinteraction_countの意味はカテゴリによって異なる。skills、slash commands、plugin skillsでは呼び出し数、custom agentsでは起動数、MCP serversでは接続試行数を表す。MCPサーバーは接続成功と失敗の双方が数えられ、すでに接続済みのサーバーでツールを複数回呼び出しても、接続試行数は増えない。

対象となるレポートと表示上の注意

指標は、EnterpriseおよびOrganizationのユーザー別・集計1日レポート、ユーザー別28日レポート、集計28日レポートのday_totalsに現れる。集計レポートの種類数は、ユーザーごとの利用を重複加算せず、EnterpriseまたはOrganization全体で利用された項目を1項目として数える。

GitHubが提供する認識済みの項目は名称が表示される。一方、顧客定義のskills、custom agents、MCP servers、pluginsはプライバシー保護のためotherにまとめられる。顧客定義のslash commandsは、既存の扱いに従ってcustomと表示される。

プラグインの指標は、プラグインに関連付けられたskill invocationだけを数える。プラグインの利用はskillsの集計にも含まれるため、両方の値を合算して利用量を算出することはできない。活動がない場合、配列は空でカウントは0になる。カスタマイズデータが利用できない場合は、フィールドがnullまたは欠落することがある。

管理者の運用分析に活用

Copilot CLIでは、skillsが専門タスク向けの指示・スクリプト・リソース、custom agentsが特定タスク向けの専門エージェント、MCP serversが外部ツールやデータソースへの接続手段として使われる。pluginsは複数のカスタマイズ要素をまとめた配布単位だ。

今回の指標追加により、管理者はこれらの拡張が組織内でどの程度利用されているか、どの項目に利用が集まっているかを把握しやすくなる。Copilot CLIの導入効果の確認や、今後の運用・投資判断に利用できる情報となる。

利用にはCopilot usage metricsポリシーの有効化が必要で、アクセスできるのはEnterprise owners、billing managers、Organization owners、またはView Copilot Metrics権限を持つカスタムロールなどに限られる。